宝塚市立病院

 宝塚市立病院は“地域の中核病院として高度・先進医療を提供できる診療体制を確立し、良質な医療サービスの提供を行うこと”を理念として、昭和59年5月に病床数197床、12診療科で開院しました。平成12年4月には480床に増床し、心臓血管外科、脳神経外科、心療内科、歯科口腔外科を新設しました。同時に、内科から消化器科、循環器科、呼吸器科、腎臓内科を、外科から呼吸器外科を分科し臓器別に専門性を高めた診療体制を構築しました。現在では20診療科と二次救急の指定、ICU・CCUを併設し兵庫県災害拠点病院の役割も担っています。
 平成17年11月には日本病院医療機能評価ver.5の再認定を取得し、現在は来年度から実施される、最重要課題のDPC・電子カルテ導入に向け全病院を揚げて取り組んでいます。
 中央検査室を紹介します。
 構成人員は、臨床検査技師の正職員19名で、年間処理件数は検体検査が約128万件、生理検査が約30,500件です。また適時、臨時職員の配置も行っています。採血業務は看護部中央診療と連携し、看護師の配置を受け、採血業務を行っており、年間採血件数は約5万件です。
 検体検査は各種迅速検査(HCG、リコール、胸腹水、インフルエンザ・RS・ロタウイルス、トロポニンT、H-FABP等)の全てを一般検査室で実施し、一元化による結果報告の迅速化を図り、臨床支援を実践しています。また栄養サポートチーム(NST)では医療チームの一員として参画し、検査データによる、患者様の栄養状態の把握についてサポートしています。さらにICTへも参画し、病棟別の感染情報作成や、週1回の院内ラウンドを行い院内感染対策に貢献しています。
 生理検査では患者様サービスの一環として予約待ち日数の削減と至急対応の充実に力を入れています。現在では主要な検査についての予約待ち日数は1〜3日となっています。超音検査では心臓・血管・腹部・甲状腺・乳腺・前立腺・膀胱・産婦人科等の各種領域の検査を実施しています。平成18年度からは超音波画像のファイリングを行い、画像と所見が院内のオーダ端末で確認できるシステムを構築しています。このシステムでは放射線検査の画像、所見の検索も可能です。今後は、電子カルテ化に向けて、心電図検査等の記録紙で報告されている検査についてのファイリングおよび結果の配信を予定しています。
 以上、中央検査室の案内をさせて頂きましたが、今年度からは日当直体制が変更され、当直前後および土日祝祭日に担当した場合に公休が発生するようになりました。1名の増員を確保したものの、従来よりも日々2〜3名減の検査体制となり、人員配置に苦慮しているのが現状です。同時に各技師への負担も大きくなっており、厳しい環境と言わざるを得ません。しかし、中央検査室は、臨床への貢献と患者様サービスの向上、健全な検査室の運営を理念とし、中央検査室全員の協力の下、今後とも努力していきたいと考えております。
                                                中央検査室 技師長 小金丸 利夫

                  
                                               正面玄関より



















                      



  
          中央採血室
                              中央検査室 検体検査