加古川市民病院

 加古川市民病院は昭和25年10月に診療2科、病床数23床の加古川市国民健康保険直営宝殿病院として開設しました。その後昭和35年1月に加古川市民病院と改称し、増改築し、診療部門の増設などを経て、現在診療16科、病床数357床(内感染症病床数6床)となり、東播磨地域の中核医療機関として臨床研修病院、救急告示病院、周産期医療地域中核病院の指定を受け、新生児医療では周辺7市10町より新生児搬送救急車を受け入れ母体搬送も含めた周産期医療を行っています。
 臨床検査科は医師(病理医) 1名、臨床検査技師21名(正規職員16名、臨時職員5名)のスタッフで構成され、検体検査、病理検査、生理検査などを行っています。
 2005年7月より電子カルテ導入に伴い、検体検査、病理検査の結果、画像・心電図・肺機能・心エコー・腹部エコーなどの検査結果は直ちに臨床現場の電子カルテで参照することが可能となりました。
 検体検査の一般・細菌部門では尿検査、髄液検査、便検査(潜血、虫卵)、細菌の塗抹検査、培養検査、薬剤感受性検査、結核菌の塗抹・培養・PCR検査を行っています。
 化学検査では、肝機能、腎機能、脂質検査、メタボリックシンドローム関係の血液検査を行っています。
 血清検査では、腫瘍マーカー、感染症検査(HBV抗原、HBV抗体、HCV抗体、HIV抗体、TPHA抗体など)と各種ホルモン検査を行っています。
 輸血検査では、いち早く輸血の一元化を取り入れ、より安全な輸血の実施、迅速な対応と血液の節約を心がけています。
 血液検査では、血液一般、凝固、骨髄検査を実施しています。
 病理検査では手術中の迅速検査が月平均37件、病理組織診断が年間約4750件、細胞診が年間約3850件あります。一方、毎月臨床病理検討会や剖検検討会を行い、施行された医療内容を再検討し、医療の質の向上を目指しています。
 生理検査では、心電図、負荷心電図、ホルター心電図、脳波検査、聴力検査、ABR、肺機能検査、頚動脈エコー、心エコー、腹部エコーなどの検査を行っています。
 その他、中央採血室に技師1名がおもむき、看護師3名と採血を行っています。
 チーム医療としては、栄養サポートチーム、糖尿病教室、感染院内ラウンドなどに、医師・栄養士・看護師・薬剤師と共に、検査技師も一員として参画しています。
 近年、周辺市町村での病院縮小化の影響で、加古川市民病院の占める役割が大きくなっていますが、それに伴いハイリスクの患者様の受け入れが増加し、緊急を要する検査結果をいち早く臨床現場に報告する機会が増えています。検査科は前述したいずれの検査においても、正確かつ迅速に検査結果を報告することを心掛けています。ちなみに緊急検体は30分以内に成績を報告しています。
 なお、2006年8月には血液検査測定機器が、2007年9月末からは化学検査・血清検査尿一般検査測定機器の最新機器が導入されました。
 これらにより検査検体の微量化と検査報告のより迅速化・詳細情報報告が実現の運びとなっています。患者様の負担が軽減され、臨床へも大きく貢献できると確信しています。
 最後に今後も患者様、臨床現場により満足頂けるような臨床検査科を目指していきます。