公立豊岡病院 


 公立豊岡病院は、明治4年開設以来、135年の長い歴史と伝統を持ち、北兵庫北部、京都府北西部の基幹病院として重要な役割をはたしてきました。
 近年、医療需要が高度・多様化する中、時代の要請に応えるため平成175月より豊岡市戸牧に新病院が開設されました。新病院は診療科27科、病床数500床、先進医療機器を整備し、急性期医療を充実させるとともに、臨床研修指定病院、脳死移植における臓器提供施設をはじめ20項目を超える機関指定病院として、また住民に信頼され、安心・安全の医療が提供できる地域の中核病院としての役割を担っています。
 平成17年新病院、開院以来オーダーリングシステム、電子カルテシステムを導入しており医療の質の向上、情報開示や待ち時間短縮等の効率化に寄与しています。
 検査技術科の構成人員は31名(正職員25名 臨時職員6名)で構成され、
 生理検査部門は心電図検査(トレッドミル、ホルター含む)、超音波検査(心臓 腹部 血管 小児 甲状腺)、肺機能検査 脳波検査(誘発脳波を含む)、神経伝導検査、聴覚検査、平衡機能検査、眼底カメラ撮影、サーモグラフィー検査 終夜睡眠ポリグラフィー検査、また他部門へも心臓カテーテル検査及び治療、心臓開心術時、腎生検時の超音波検査によるモニタなどチーム医療への参加も積極的に行っています。
 検体部門は一般検査 血液検査、生化学検査 免疫血清 輸血検査にわかれており採血管準備システム、検体搬送システム 自動分注システムなどでを運用することで日々安全に正確なデータを迅速に提供しています。また、輸血検査の血液製剤一元管理により安全な血液製剤の提供が可能となっています。輸血療法委員会の事務局は検査技術科に設置され、血液製剤に関する情報提供を行っています。検体部門の人員はNST委員会にも参加しており職種の枠を超えて、診療を支援しています。
 細菌検査室では全自動抗酸菌培養装置、全自動血液培養装置、全自動感受性検査装置を導入し起因菌の検出、同定及び薬剤感受性検査業務により臨床を支えています。またICT委員会へも参加し当院各科への感染情報を配信しています。
 病理検査では臨床病理科と併設され、術中迅速診断、各科の生検業務 組織診断、細胞診断等行い、兵庫北部地域 京都府北西部に多いとされている進行癌の発見に努力しています。また死因究明のための解剖も昼夜を問わず行っています。
 近年、県北部地域においても例外ではなく、慢性的な医師不足は解消されておらず、臨床検査技師への負担、日常勤務の仕事量も増加しています。しかし医療収益は減少傾向、臨床検査技師の新規採用は控えられ、健全な検査業務の遂行も困難になってきています。このような悪条件にもかかわらず我々豊岡病院検査技術科スタッフは、信頼できる医療、思いやりある医療、安らぎある医療、地域に根ざした医療の実現に向けて取り組んでいます。