神戸労災病院 検査科 


 当院は昭和39年に開設され、平成15年に改築が終了し現在360床・14の科で診療にあたっています。 検査科はスタッフ18名ですが、2階と3階の5部署に分かれているのが難点です。

  



【各部門紹介】

1.(3階)生化学・血液・輸血・細菌部門
 ワンフロアーに4名の技師で、毎日担当を変えながら、いつでも・どこでも対応出来る状態を維持しながらルーチン業務を実施しています。 休暇者がいる場合には、生理部門より1名をシフトしてなんとかしのいでいます。 しかし、機器のトラブル等があるとその影響が全ての部門に波及してしまい、余裕がありません。 そんななか昨年4月より早朝出勤による病棟検体検査を開始し、8時までに大部分を報告しています。検体検査の環境が厳しい中、「何か」を求めて日々協力しあっている職場です。    

. (2階)中央採血・一般検査部門 
 一般検査室と中央採血室の出入り口は別々にありますが、カーテン1枚で区切られた同じ部屋です。 中央採血室は中央処置室とも呼ばれ、看護師が採血・注射・点滴もします。 2000年に中央採血室が開設され、技師は当初検査依頼受付でしたが、オーダリングの導入と共に採血もするようになり、現在では採血の7割は技師が行っています。スタッフ3名(一般・生理・RIより1名づつ)が一般と採血を1週間交代で担当しつつ5〜6年になりますので、患者様にはベテランと言われています。採血自体が苦痛を伴う危険な行為なので、ベテランと言われるからには患者様が安心して採血台に座って頂ける様心がけています。中央採血室は看護師と共同で作業する場所であるので、お互いを尊重し、コミュニケーションを持ち、助け合いながら仲良くやっています。


  



3.(2階)RI検査部門
 放射性医薬品を体内に投与し、その分布をシンチカメラで画像化する検査で、単に形態的だけではなく、とりわけ機能的診断に優れた画像診断法です。 現在は月・金2名 火・水・木は1名の技師で行っています。

主な検査項目
@骨シンチグラフィー
 骨細胞の代謝活性を反映した骨格画像が得られ、骨代謝の上昇を来たす骨病変(炎症・骨転移)はX線診断法より早期に検出できます。
A心筋SPECT
 心筋血流SPECTのように、狭心症や心筋梗塞などの局所心筋血流分布を評価する検査では、安静及び負荷検査を実施する事により心筋バイアビリティの評価が可能です。その他局所心筋脂肪酸代謝や心交感神経機能に関する画像情報が得られる検査等を実施しています。
B腫瘍・炎症シンチグラフィー
 クエン酸ガリウムは乳癌・肺癌・悪性リンパ腫などへの高い集積を示すため、悪性腫瘍診断薬として広く臨床に利用されています。 又炎症病変にも集積することから、炎症診断にも利用されています。
Cその他
 甲状腺・腎臓・肺血流・肺換気・唾液腺・肝胆道・副腎・脳・脳血流・RIアンギオ・ベノ グラフィー・消化管出血・メッケル憩室などのシンチグラフィー検査を行っています。   

4.生理検査部門
 生理検査では各種心電図・各部超音波・肺機能・脳波検査を行っており、循環器検査には特に力を入れています。近年増加しつつある閉塞性動脈硬化症の検査も実施しています。院外からも積極的に検査依頼を受入れ、勤労者医療の一環としてその検査業務を担っており研修会等には積極的に参加し、知識技術の向上に励んでいます。


  



5.病理診断部門
 現在病理診断科は病理診断医1名、スタッフ3名のメンバーで、組織診・細胞診・術中迅速 診断を主に検査しています。 近年、中皮腫なども増加し免疫染色等も多く実施し、三年前よりアスベスト小体計測検査も開始しました。 アスベスト検査は他施設からの依頼も多く 毎日忙しく働いています。




輸血一元管理も実施しています。