会長挨拶

平成30年度を迎えて

 

(公・社)兵庫県臨床検査技師会

会長 真田 浩一

平成30年 7月吉日

 少子高齢社会の急速な進展や経済基調の低迷を背景に医療財政の危機が叫ばれる一方で、遺伝子解析・治療や臓器移植などの飛躍的な医学・医療の進歩により国民の医療に対するニーズは、これまでの疾患中心の画一的な医療から、患者中心のオーダーメイド医療へと大きく変化しています。現状維持だけではこのニーズへの対応は極めて困難です。

 イギリスの哲学者ハーバート・スペンサーは「強い者が生き延びたのではない。変化に適応したものが生き延びたのだ。」と言いましたが、まさにこの言葉を具現化し、時代の流れにしなやかに対応する必要に迫られています。

 従って、会長として私に与えられたミッションは、歴代の諸先輩方が築き上げた基盤を固めつつ、未来の先に向かうため具体的に何をするのかを会員の皆様と共に考え、実践し、次の世代へしっかりバトンを渡していくことではないかと感じています。「病棟検査技師」「検査説明」「AI化」「在宅医療」「ゲノム医療」などが鍵になると思われます。

 また、公益社団法人の代表理事としては、次に掲げる6項目を重点課題とし、臨床検査を通して公衆衛生の向上と県民の健康の保持、増進に取り組みます。

① 県内施設の臨床検査の標準化及び正確度、精度の向上を目的とした精度管理事業の維持強化

② 会員資質向上事業や会員への情報提供による相互連携の強化

③ 県民および会員にとって有益な研修会や研究発表会の開催

④ 県民への臨床検査に関するわかりやすい情報発信

⑤ 日臨技との整合性に配慮した事業活動の展開

⑥ 日臨技、各都道府県技師会、医療職団体などの他団体との交流推進

 さまざまな課題の実現には会員の皆様のご理解とご協力が不可欠です。何卒よろしくお願いいたします。公益社団法人として県民から信頼される臨床検査技師会を目指し、共に歩んでまいりましょう!

 

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